外注加工の渡りについて

ひとつの工程をひとつの会社に外注することに関しては

問題ないのだけども

ひとつの工程のなかで外注先が2社以上に渡って移動するときは

ちょっと問題。いや、かなり問題。

 

きちんとした解説↓

■ 渡り外注
 加工依頼先から次の加工依頼先へ直送支給する場合、外注先を渡る。これを「渡り(外注)」と言う 

 

第二章 要求定義へのアプローチ「生産管理用語を理解する」 業務改革:業務とITをコラボレーションする仕掛け/ウェブリブログ

 

なにが問題かというと

1,加工賃支払のタイミング

2,LTの問題

 

⇛外注さんA社 から 外注さんB社 に行くにしても、

外注さんA社で10日かかったとして

外注さんB社でも20日かかったとすると30日かかってしまうよね、と。

 

外注さんA社は1月1日から1月10日で仕事完了したとして

外注さんB社は1月11日から1月30日までかかります、と。(移動の日数は無視)

 

外注さんAとしては1月10日におわってんだから、1月20日の締めには請求書を出すを外注した側としては、1月30日に支払わないと。

でも1月11日に「もの」そのものは、外注B社にある。

どうやって確認して、実績計上しようか、となったときに、目の前にないものに関して、おわったよ!って言っていいものか。自社在庫として入ってきた訳でもないし。

でも実績計上しないと支払はできない。

となるとA社さんに、B社さんが終わるのを待ってもらう?

⇛これが支払時期のズレの問題。

A社さんは仕事を終えたのにお金がすぐに貰えない。

こちらもA社さんに払えない。

だって、ものが目の前にないからね。

 

次の問題。

材料がA社さんに渡って、それが仕掛り品になったとする。

材料は、在庫評価としては、材料

仕掛品は、在庫評価としては、仕掛品

つまり、材料か、仕掛品か、というのは現場で見てる認識以上に

会計上、在庫評価額を正しく出す上でとっても大事。

 

その前提で、「A社を過ぎたらそれはもう仕掛品とする」と定義すると

A社のあとに実績登録(目の前で数を見てシステムに入力する)しないといけないのですね、今回A社で作ったものは、仕掛り品です!と登録する。

しかし物そのものは、渡りなのでA社からB社に行ってしまうわけです。

目の前に何もないのに、材料から仕掛りになったこと、完成数の確認、もっというと品質の確認までをしないといけない。

つまり、ものはA社からB社に移っているだけなのに

管理する私達からすると、A社が終わったぞ、という管理がないとお金も払えないしB社にいく確約も取れない訳です。

 

対策としては、時期がきたら勝手に材料から仕掛品という「ことにしちゃう」とか

B社がA社のものを受け取ったときに、私達の代わりに「A社さんは100個完成していましたよ」といって検品してもらう、など。

その情報を元にA社の仕事が完了した!ということにする、などの工夫が必要な訳です。

 

物は自動で動いても

お金は自動じゃ動かせない、ということですね。